夫は今日からまた出張に行ったので、私はひとり不思議国にて
お留守番の夜です。
自宅では、NHKと夫の顔くらいしか見るものがないので
今日は、他にながめるものもなく、だらりと過ごしております。
それでも、昼間は忙しく、バザーに連れて行ってもらったりして
あっという間の一日が終わりました。
今日はこれ、明日はこれ、というふうに行動計画を立ち上げて
いかないと、海外生活はもったいない日々が続くことになります。
ほかのみなさんは、本当に立派に日々こなしていらっしゃるので
少しは近づけるよう頑張ってます。
頑張ると言えば、海外でのケータイの扱い方です。
アルファベットで日本語を打つので、たどたどしく
略語を使ったりと、まるでフェイスブック用語のように
打つのに悪戦苦闘中です。
老眼鏡をかけて必死で送信すると、他の方たちからは
さら~っとすぐさま返信が返って来たりして、早いのなんのって。
こんなときに、年を感じますね。
若い方たちが多いのもありますが。
50歳くらいになると、日本にとどまるケースが多く
自分の世代の方は、たま~にいらっしゃる程度です。
昨日は、夫の会社の社員旅行イヴェントでした。
現地スタッフのみなさんは、一泊ですが、日本人は日帰りです。
何故なら、今日はお仕事ゴルフを控えているからです。
日本人は休みの日も忙しい。
昔、日本の会社でも、一泊社員旅行とか、あったものですが
今や死語となってしまいましたね。今は飲み会もいやがって
欠席する時代なのだそうです。
でも、不思議国では、まだまだ社員旅行が健在で、年中行事の中でも
みなさんが楽しみにしているとか。
ゲームやら、レクリエーションやらランチクルーズやら、だらだらと
遊んでいます。このだらだらとした時間を過ごすのも日本人って
苦手ですよね。タイムスケジュールをはっきりせい!と、遊び時間に
すら、思ってしまうというか。
夫婦で参加が基本なので私ももちろん参加です。
みんなでお揃いのTシャツをあしらえ、ものすごい結束力です。
女性社員さんたちのグループに混ざって、トランプをしたりと
盛り上がってきました。
強い日差しの中で、一日中よく遊ぶ大人たちです。
日本にいるより、何倍も忙しく、私にしては、ヘヴィーな日々が
続いております。
私が日本を脱出して一か月が過ぎました。
不思議国での生活も、徐々に落ち着き始め、夫からの心配コールも
めっきり減ってきた今日この頃です。
少しは安心して私に構わず仕事に打ち込めているのかな。
少しずつではありますが、自分生活を構築しつつあります。
ダメなら、すぐ帰国する~の決め台詞もあまり発しなくなったし。
少しは本でも読もうという気にもなってきて、図書館で宮本輝の錦繍を
借りてきました。かつて読んで、お気に入りの一冊だったので
なんとなく手に取って、ぱらぱらとページをめくると止まらなくなって
借りることにしました。懐かしの一冊です。
不思議国で宮本輝に再会できるとは!
少しは料理も身を入れてできるようになりました。
料理は好き嫌いもありますが、集中力がないと作れないものですね。
昨夜は、友好音楽祭へ、ピアノとヴァイオリンのデュォを聞きに
出かけました。日本からやってきた若きヴァイオリニストが
日本の歌と、不思議国の歌を地元のピアニストの演奏で奏でました。
大学のチャペルの聖堂を借りての音楽祭でした。
蚊がぶんぶんと飛んでいて、常夏の国で蚊にさされないよう
ちょっときになりましたが、なんとか音楽に集中。
この地で、コンサートに行けるとは。
日本人聴衆と地元の聴衆が半々くらいでした。
最初に両国の国歌をそれぞれに起立して歌い上げました。
ここで、君が代を歌うことになろうとは、思いませんでした。
モーツアルト、フランクなどを二人のアーティストが演奏している
のを見て、音楽は、時の壁、国の壁、すべてを超えるものだなあと
あらためて、感動しました。
一枚の楽譜があるおかげで、みな心はひとつになれるものですね。
夫は、音楽にあまりふだん関心がないためか、”オレ、寝ないように
しよう!”と、となりで頑張っておりました。
そして、今日は心置きなくゴルフにでかけていきましたとさ。
更年期障害もなんのその、毎日不思議国のライフスタイルを
構築するのに忙しい。
帰国したい思いに揺れつつも、一か月もたたないうちに帰国するのは
かっこつかない。会社に顔向けできない。使用人も我が家という
働き口に有りついたばかりだし、習い事も始めてしまったし、
食器も買ったし、ウオーターサーバーも設置した。
ここまでセット完了したくせに、ごめん、もう帰るとは言えない。
だから、一年は少なくとも頑張らなきゃなりませんかね。
一年いられたら、二年いられるかしら?
そのころには、この不思議国が少しは好きになっていられるかな?
問題は、私がこの不思議国をもともと好きではなく、その思いを
引きずって来てしまったところ。
そこをいかに断ち切れるかがカギのような気がします。
いやな面は、見ない。
そんな風に視点をそらしていくという考え方もあります。
気分が落ちないように、いくつか方法も考えつつ暮らしています。
とりあえず、現地の朝刊は読まないことにしています。
あまりの品のなさに、ますます毛嫌い病が加速する~~~
立ち直ったら、読むことにしよう。
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